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 なぎさんとあすなちゃん。
2008年04月23日 (水) | 編集 |
なぎさんとあすなちゃん。



緋く揺らめく焔。
朱く濡れた石畳。

夜だというのに不気味に明るい。

世界は      街は完全に壊れていた。
建物は崩れ、あちらこちらで焔が蠢いている。
石畳には誰のものかわからない血痕。
人の気配はない。

否。

少女が一人歩いていた。
虚ろな瞳をした子供が重い足取りで、
どこを目指すわけでもなくただ歩いている。

瓦礫の山が音をたてて落ちても少女は振り向きもしない。
彼女に聞こえているのはあの不気味な声。

・・・・あと10年・・・・。

どんなに耳をふさいでも声が頭の中に響く。
もう仕方ないことなのだ。
すべては自分が決めたこと。

だから・・・・だから・・・・・・。


「おい、こっちに子供がいるぞ!」


突然の声に彼女はビクリと小さく身を震わせて立ち止まった。
怯えた顔を上げて見る。

また・・・・また悪魔が・・・・・。

だが彼女が目にしたのは想像したものとは違っていた。


「一人か? 安心しろ、俺たちが来たからにはもう恐い思いをしなくて大丈夫だ」

「あ・・・・」


紅い髪の青年。
大きくて温かな手が頭に触れる。


「しかしなんでこんなところに子供が一人でいるんだ」

「彼女から、何か特殊な魔力が感じられますね」


彼の独り言に答えたのはいつの間にか傍に来ていた白い服の人物だった。


「もしかしたらこの災厄も彼女が原因である可能性も」


っ・・・・!

なにもかも見透かされたような気がして少女は恐れと罪悪感に身体を硬直させた。


「そうなのか。なぁ嬢ちゃん、いったい何があったんだ」

「わたし・・・わたし・・・・」


紅毛の青年に目を覗かれて彼女はその腕にすがりつく。

・・・・あと10年・・・・。

頭に響く台詞。


「わたし・・・・・」


悪魔・・・と・・・・・。


「おいっ、どうした。大丈夫か。おい!」


青年の声が遠くで聞こえる。

少女は彼の腕の中で意識を失った。




■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□




アニメ1期の設定からです。
ネギが出会った明日菜たちはすでに一緒に旅をしていました。
じゃあ出会いは?と思いイメージしたのがこんなもの。
これを書くために久々にアニメ見ました。
子安ナギはいいわぁ~wwww
2期よりも1期の絵柄の方が好きなんですけど少数派ですかね?

1期はあの後どうなったんでしょう。
ネギは明日菜がナギと一緒にいたことを覚えているし、
あの後ナギのことを話したんでしょうか。
そしてナギは一体どこに行ったのでしょうか。
ナギが行方不明になった原因がアレならば
明日菜と旅をしている時点でネギの生命は誕生しているんですよね。
明日菜の特別な魔力ってのもなんでしょう。
これは原作にあんまり関係ないかな?
1期の後日談はいろいろ膨らませようと思ったら膨らませますね。

冒頭の描写は最近聞いているサンホラの影響を受けているみたいです。

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